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お葬式をする際は、色々とお金はかかるものですが、意外と多いのが現金での支払いです。最近はキャッシュレス化が進み、普段からあまり現金を持ち歩く習慣はなくなっているかもしれません。また、後日全部精算すればいい程度に考えていたら、葬儀当日にそれなりの現金が必要だということにちょっと驚いてしまうかもしれません。特にお葬式は、葬儀社のサービスだけでなく、関係者のお手伝いなどに支えられながら進むもの。当日に謝礼などをお渡しすることも多いでしょう。
今回は、そんなお葬式当日にかかる現金について解説していきたいと思います。
葬儀は、葬儀社に支払いする葬儀代金の他、様々な形でお金が必要になります。現在はほとんど葬儀社は、請求書かクレジットカード払いなど、葬儀後の請求になっていると思いますが、葬儀代金以外に発生するお金の多くは、当日に現金で支払いする内容になります。以下の項目が当てはまります。尚、この項目の中には葬儀社が立て替えて葬儀代金とともに請求する場合もあり、葬儀社のサービスによって多少異なります。
現在、火葬場は公営・民営問わず、現金での支払いとなります。火葬の費用の他、骨壺や待合室の利用などが含まれます。
葬儀社や互助会が運営するセレモニーホールを利用する場合は、葬儀費用とセットになっていることが多いため、後日の請求になりますが、公営施設やお寺の会館、一部の民営斎場など当日にお支払いする場所もあります。大型の施設であれば、それなりに高額になるため、あらかじめ葬儀社に確認をして必要現金を把握しておきましょう。
仏教の場合は、僧侶へのお布施、キリスト教の場合は神父・牧師への謝礼などになります。お布施の金額はお寺や僧侶の人数、頂く戒名の内容によって大きく異なります。一般的な平均相場くらいだと思っていたら、実はとてもグレードの高いお寺で、お布施の高さにびっくりした、などにならないように、自分が頼むお寺については、前もって詳しい方に聞いてみるなどして把握しておくことがトラブルにならないために必要となります。
心づけとは葬儀の業務を行うスタッフに対するチップのことを指します。心づけが必要かどうかは、葬儀業界では常に議論が行われています。現在のところは、公営の火葬場では心づけは禁止となっていますが、民営の火葬場や寝台・霊柩車・バスの運転手などに心づけを渡す習慣はまだ残っている地域もあります。環境によってまちまちなので、担当する葬儀社の担当に聞いてみるのがよいでしょう。
それなりに規模の大きな葬儀になると、近しい親族以外でも受付や案内のお手伝いを関係者にお願いする場合があります。その際は、お手伝いを頼んだ方々に謝礼をお渡ししましょう。お手伝いの方は地域によって金額は異なりますが、3,000円~という場合が多いようです。また、葬儀に関する手続きなどのお手伝いを世話役の方に頼んだ場合も謝礼が必要になり、関係性にもよりますが、10,000円~謝礼としてお包みします。
遠方からの宿泊費や交通費は、お葬式の場合の一般的なマナーとしては必ずしもしも必要がない、と言われていますが、実際には、地方によっては、車代を渡す習慣があるところもあります。また、会葬される方の関係性によっては、一般のマナーとしては不必要だが、負担をかけてしまい心苦しいと思われる方もいるかもしれません。そういったケースであれば、車代を会葬者に対して用意する場合もあります。
葬儀は、当日現金だけでなく、その後の葬儀代金やお墓や仏壇、法要や納骨など、一連の供養があり、すべてにそれなりのお金がかかります。前もって準備を行い、不安材料を少なくする手段としては、「葬儀保険」の活用があります。一般的な保険と違い、書類到着から2~5営業日以内で処理されるということもあり、一時的な出費に対応できるというメリットがあります。日比谷花壇では、葬儀保険のサービスがありますので、ぜひこちらも確認してみてください。
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