葬儀直後から納骨まで。何をやる必要があるのかを分かりやすく解説します。

家族が亡くなったら何をすればよいか、ということはほとんどの人が経験がなく、戸惑いや心労も多いかと思います。
お葬式が終わり、ご遺骨を自宅に安置すると、少しホッとした気持ちになりますが、まだ、位牌も飾り段も「仮」のもの。納骨までにやらなくてはならないことは結構多いので、ひとつずつ整理しながら進めていくことが必要です。
一周忌まで無事に終わらせることが喪主の役割と言われますが、まずは、四十九日の法要と納骨の日までにやることを考えていきましょう。

やるべきことを項目にわけて考えてみる。

お葬式後、四十九日法要までに行うべきことは以下の分類となります。

①葬儀後の各種手続き
②葬儀後の関係者へのご挨拶
③本位牌・仏壇・手元供養のご用意
④お墓選びと手配
⑤法要の準備と手配

無宗教やその他の宗教の場合は、内容が異なりますが、無宗教の場合であっても、決まりはありませんが、だいたい同じくらいのタイミングで納骨する場合が多いです。
また、ご挨拶や各種手続きなどは宗教関係なく必要なので、理解しておくべき内容となります。
また、これ以外にも相続のことや、遺品整理のことなどやるべきことはありますが、納骨までにやっておくべきこと、という点でまずは上記の内容をおさえていきましょう。

葬儀後の各種手続き

まず、葬儀が終わった直後に優先して行うべきことは行政等の各種手続きになります。必ず押さえておく必要があるのは、以下の2点です。

1)年金受給の停止

受給停止の連絡を遺族がしなければ、そのまま受給が続いてしまいます。
死亡後も受給が続いてしまうと、後々返金の処理が必要だったり、面倒なことが増えてしまいます。
年金ダイヤルという電話窓口がありますので、そこに亡くなってから2週間以内には連絡するようにしましょう。

2)役所での各種手続き

お葬式が終わったら早い段階で故人の住民票があった市役所に行き、各種手続きを行いましょう。
市区町村の役所では、住民票の抹消/世帯主の変更/国民健康保険の資格喪失手続き/健康保険証の返却/介護保険資格喪失の手続きなどを行います。
詳しくは市区町村のWEBサイトや、担当者に案内していただける内容ですが、二度手間にならないように以下のものを持参していくのがよいでしょう。

役所手続きに必要になるもの

・返却する保険証(故人および故人が世帯主であった場合、扶養家族のものも)
・印鑑
・変更する人の身分証明書

葬儀後の関係者へのご挨拶

お葬式に参加していただいた方や香典や供花を頂いた方への御礼をしたり、亡くなったことを伝えていない方へ事後の挨拶状を送ることも必要になります。
また、年賀状をやり取りしている方へは喪中はがきを出すことも考えていきましょう。

本位牌・仏壇・手元供養のご用意

仏教式で供養をする場合、葬儀で使った位牌は仮位牌(白木位牌)ですので、仏壇用の本位牌を購入します。また、仏壇や手元供養は、必ずしも四十九日に合わせる必要はありませんが、
このタイミングで購入を検討する方が多いです。

お墓選びと手配

お墓は、近年、一般的な屋外の墓石のあるお墓以外に、色々な選択肢が増えています。
参考になる記事を書きましたので、こちらも併せてご覧ください。

法要の準備と手配

四十九日法要および納骨の場所と日時を決め、お呼びする家族・親族に案内していきます。
基本的には納骨先のお寺で行いますが、その後のホテルで会食の席をご用意したり、法要のための花祭壇を用意するなどもできます。

まとめ

以上、やることは多いですが、混乱しないよう情報を整理して進めていきましょう。
日比谷花壇のお葬式のオハナクラブ会員は、これらのお葬式後に関する専任担当がいつでも電話サポートしますので、小さな悩み事から業者やサービスの紹介、手配に関してお気軽に相談してください。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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