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しかし、やみくもに有料老人ホームと契約をしたり、リノベーションを行うというのは危険を伴います。実際に有料老人ホームに暮らしたり、リノベーションを行ってみて自分が思っていたのとは違うという結果になってしまうかもしれません。最後の人生を楽しく過ごそうと思って行動したのに失敗してしまっては元も子もありません。そうならないためにも、予め情報を集めておくことが必要です。情報収集は早くから始めておくにこしたことはありません。
ここでは、有料老人ホームへの住み替えとリノベーションについてそれぞれメリット、デメリットについて紹介していきます。それぞれを考慮した上で最終的にはどこで暮らしていくのか考えることが大切です。
しかし、デメリットもあります。有料老人ホームとなればいわばマンションよりも他者との関わりが強いものです。食堂やお風呂は共同という場合もありますし、共有スペースではマナーを守らなければなりません。また、施設によって外出する度に外出届の提出を求められたり、身体が不自由になり寝たきりとなったら出ていかなくてはならない施設もあります。
有料老人ホームに住み替える場合には、予め施設の雰囲気や入居の条件等下調べが大切になってきます。
リノベーションのデメリットは、金銭的な負担が大きいこと、家の構造上すべての場所がバリアフリーにできる訳ではないということです。手すりの取り付け程度であれば安価に行うことができますが、例えば1階部分を全て工事するとなるとかかる費用は莫大になります。
他にも、いくらリノベーションを行っても寝たきりの状態になってしまっては、家に住み続けることは困難になってしまい結局は自宅を離れざるを得なくなることもあります。
例えば、もう身寄りが近隣に住んでおらずいざ介護が必要になった時に誰も助けてもらえない状況である人や、常に誰かが傍にいた方が安心できるという人は住み替えをしても良いのではないでしょうか。有料老人ホームであれば同年代の人も大勢暮らしており、施設のイベントを通して仲良くなり一緒に外出する仲になるかもしれません。体が不自由になっても職員が助けてくれるため生活に不自由することはないでしょう。
一人で気ままに暮らしたいという人にとっては、住み替えは苦痛にしかならない可能性があります。そういった人は住み慣れた家をリノベーションすることで今までの生活を継続して送ることができます。長年の付き合いのある友人とも気軽に交流を続けることができますね。
終の住処をどうするのかは、様々な条件を考慮しつつ決定していくことが必要です。
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