入院のお見舞いには何を持っていく?見舞金は持っていくべき?

入院のお見舞いに何を持っていくべきか?

入院のお見舞いには何を持っていく?見舞金は持っていくべき? class=
親族や友人などが事故や病気で入院した時はなるべく早く駆けつけたいものです。
入院した側からすると、病院に来てくれるだけで嬉しい気持ちになりますが、手ぶらで訪れると少々寂しさもあります。

そこで、何を持っていくか迷いますが基本的には見舞金や物に大別されます。
見舞金はその名の通りお金で、入院費に充てたり好物を購入するなど自由に使えるので非常に喜ばれます。
物は、花など無難なものから本人が好きな漫画やゲームなど考え方次第で様々な物が思い浮かびます。
一つの方法として、最初は手ぶらでお見舞いに行き、その時に欲しい物を直接聞いて次の訪問時に渡すというのも喜ばれます。

お見舞いの時に渡された物は、気持ちの上では嬉しいですが好みでないものや使い道が分からないものを渡されても困ってしまいます。
入院は身体面にはもちろん精神面にも大きな負担がかかるので、常に患者を気にかけた言動が必要です。

見舞金は持っていくべき?

見舞金は自由に使えるお金なので、非常に喜ばれます。ただ、通常見舞金を渡すのは親族が入院した時です。
もちろん、明確なルールや法律は存在しないので血の繋がっていない友人のお見舞いにおいて見舞金を渡しても決して間違いではありません。

ただ、いくら入院したとは言えいきなり何十万円というお金を渡されても、困惑する場合があります。
気持ちの上では嬉しいものの、これから何らかの形で恩返しをしなければいけないとか色々考えさせてしまいます。
親族の場合は血が繋がっている訳ですし、昔からお世話になっている場合が多いので見舞金を渡すぐらいの恩義は不可欠です。

基本的な考えとして、親族の場合は見舞金で友人の場合は物を送ることを前提としたいです。
血の繋がっていない友人でも小さい頃から家族のように接してきた場合は見舞金でも違和感はありません。
ただ状況は様々なので、入院患者が本当に必要なものを渡したいです。

お見舞いの品に適しているものは?

お見舞いの品に適しているものは、入院患者が求めているものです。
患者に体力的な余裕がある場合は、時間を潰せるものが望ましいです。
例えば本であれば、時間を潰すことができますし大きな音も出さないので良い贈り物だと言えます。
一日の大半をベッドの上で寝て過ごすという環境を考慮することが大切です。

花や果物もお見舞いの品としてベターだと言えます。
花はその美しい見た目や香りによって精神的な安らぎを与えますし、果物は消化が良いので入院生活によって弱った胃腸をいたわることができます。

ただ、花は花でも入院に持っていくのに適さないものがあります。
第一に挙げられるのは菊で、葬式を連想させるからです。
入院によってこれから回復してもらいたいと思っている時に菊を持って行っても反感を買うだけです。
また、ユリは見た目こそ綺麗ですが香りが非常にきついのでお見舞いの花としては避けたいです。

見舞金を持っていくときの相場は?

見舞金を持っていく時の相場は、誰に渡すかによって異なります。
あくまでも一例ではありますが、親族の場合は一万円前後でその他は五千円前後です。
入院や手術をすると多くの出費があるのでもう少し渡した方が良いと感じるかもしれませんが、相場としてはこのように意外と低いです。
もちろん、金銭的に余裕があったり大切な方が入院した時は何十万円という金額を渡しても間違いではありません。

ただ、見舞金は渡したらそれで終了ではなく退院した時に少しお返しするのが一般的となっています。
なので、何十万円というお見舞金をいただいたらそれだけ返す金額も大きくなってしまうので、結果的に負担となります。
しかし、一万円前後であれば双方の負担が減るので理にかなっています。

渡した見舞金のお返しを受け取らないという手段もあり、とにかく入院患者の心情を察して温かく接することが大切です。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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