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そして水引は、黒白や双銀や藍銀や黄白の結び切りを用いた不祝儀袋を選ぶようにします。結び切りには、このような事を繰り返す事は望まないといった意味があります。
不祝儀袋には上の段には名目を書き、下の段には自分の名前もしくは夫の名前をフルネームで書くようにします。夫婦の名前を連名で書く場合には、真ん中に夫の名前を書いて、その左横に妻の名前を書くようにしましょう。また表書きは、悲しみを表す意味で薄墨で書くのがマナーとなりますので、注意が必要となります。
お供えする物の選び方は、基本的に故人の好きだった物や身内で食べられる物が一般的となっています。身内の方には子どもからお年寄りがいる場合も考慮に入れて、食べやすくて日持ちのするクッキーやカステラなどにすると喜んでもらえます。
また飲み物にする場合には、常温でも保管する事の出来る物が好まれます。他に食べ物だと賞味期限が長めのかまぼこやさつまあげなどが喜ばれます。ただしお肉やおさかななどといった殺生を連想してしまうような物はNGとなりますので注意が必要です。さらに香辛料がきつい物もお供えには向いていませんので避けておきましょう。
法事が終わった後に持ち帰る事が出来るように、重い物などは出来るだけ避けておくようにします。一般的にお供えをする花の色は、四十九日までは白で、それ以降になると淡い色も少し取り入れても良いようになっています。また種類を選ぶ必要があり、法事などに用いる場合にはバラなどトゲのある花はマナー違反となりますので注意が必要となります。
しかし身内や親しい友人に贈る場合には、色や種類のマナーをそんなに気にする事はありません。故人が好きだった物やご遺族が好きな物などで、選んでも問題ありません。また喜んでもらえうのならば、花束にしたりアレンジメントにしたりしても構わないという事なのです。
御供え物の渡し方にもマナーがあり、いきなりお仏壇にお供えをするのはマナーに反する事となりますので注意しておいてくさださい。
御供え物は、まず施主に渡します。施主とは法事の費用を負担して運営する人の事を言い、主に遺族の代表者がなる場合が多いです。お供えを渡す際には、一言「御仏前にお供えください」と声をかけるようにするのが一般的となります。
御供物料として渡す場合にもお供え物と同じで、いきなりお仏前にお供えするのではなく、施主に渡すようにしましょう。また、この際には「心ばかりですが仏前にお供えください」と一言添えるようにするのがマナーとなります。
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