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七回忌であるのに6年目に行われる理由は、命日の数え方が故人の亡くなった日を1日とするため、法要である七回忌を数える場合も亡くなった年が1年。ですから亡くなった年に6年を足した年が七回忌となるのです。
この七回忌は一周忌や三周忌と同じく、お寺との話し合いで行われるもので、自宅に僧侶に来ていただいたりお寺に行くなどして行われるもの。 また、命日を過ぎないようにとり行うことが通常とされていて、参列予定者の都合によっては前倒しでの日時を決めることが良いとされています。
この七周忌の後には十三回忌となりますが、この七周忌を目途に法要自体を小規模にしていく家庭も多く見られ、この七周忌からは2つの法要を合同で行う、「併修、合斎」を考えるのにも良い時期とされています。
お布施を包む際の表書きとしては黒墨で「お布施」や「御布施」とし、地域のしきたりなどが特にない場合には水引などのない封筒に包むことが一般的です。 そしてお布施をお渡しするタイミングとしては、法要が始まる前が良く、お寺での法要であれば受付でお渡しし、自宅での法要であれば挨拶の際にお渡しすると良いでしょう。 また、この七回忌法要では僧侶による読経のあと、集まった親族と共に食事を囲むことが通常ですが、会食に僧侶が参加しない場合には御膳料をお渡しする場合も。持ち帰ることができるような会食であれば、食事折としてお渡しすることも良いとされています。
袱紗を使用する際には、黒、グレー、濃紺、紫などの暗めの色とし、包み方も弔辞の包み方。 また、お渡しする際には書かれた名前などが僧侶の方を向くようにして渡しするよう注意しましょう。
御布施をお渡しする際には、心のこもったお礼を述べながらお渡しすると良いとされますが、その際にはその日の七周忌法要のおつとめのお礼、そしてこれからもよろしくお願いしたい旨を伝えることが大切です。 お礼の言葉に決まった文言はありませんが、家族を代表して感謝の気持ちをきちんと伝えることが肝心でしょう。
また、この併修や合斎を行う際の日取りを決めるのには、故人の中でも一番後に亡くなった故人の命日にあわせることが通常ですが、お寺の都合もあるため相談してから取り決めるべきでしょう。
このような法要は、亡くなった故人を偲ぶと共に冥福を祈り、故人の存在によって自分が存在するという感謝と自分自身を見つめなおす日でもあります。 しきたりと共に、家族全員が故人への思いを巡らせることができる日となるよう準備することが大切となります。
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