【7月の花】贈り物やお供えにおすすめの旬の花をご紹介

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オハナクラブでは毎月、その月にまつわる花についてご紹介します。
その月にきれいに咲く花、店頭で手に入りやすい花、誕生花や花にまつわる記念日等、贈り物や亡くなった方へのお供えの花を選ぶときに参考にしてみてください。

7月はいよいよ夏本番。
おうちで生ける花の天敵はばい菌。高温のために水の中でバクテリアが繁殖しやすく花がすぐ枯れてしまう夏は、お花を買うのを躊躇ってしまう、という方も多いかもしれません。
夏にも長持ちしやすいお花や、夏だからこそ元気をもらいたいお花、またお花が長持ちするお手入れのコツをお伝えいたします!

※記事の中で花言葉をいくつか紹介していますが、花言葉には諸説あります。
 参考程度にお読みください。

7月ごろに旬を迎える切り花

ヒマワリ

夏を代表するお花です。夏といえば、と思い浮かべる方や、ヒマワリと夏にまつわる思い出がある方も多いのではないでしょうか?夏の暑い時期のお花なので、お水は多すぎると茎が腐ってしまいます。花瓶に2cmくらいのお水をいれ、茎は地面に対して平行に切ります。こまめに水を換えて、菌が繁殖しないようにしましょう。
近年はたくさんの種類のヒマワリが出回っています。花びらのつき方や大きさ、色のグラデーションが様々です。色々なヒマワリをご自宅に飾ってみてください。

クルクマ

夏になるとよく見かけるお花です。花のように見える部分は「苞葉(ホウヨウ)」といわれる、花を包む葉です。苞葉の中をのぞき込むと小さなお花が隠れてるのがとってもかわいらしい。クルクマは東アジア原産のため暑さに強く、夏でも長持ちするお花として人気です。少し元気がなくなってきたら、花全体に水をかけ、そのあとよく水を切ると、苞葉からも吸水して全体がパリッと元気に戻ります。

サンダーソニア

提灯のような見た目が人気のサンダーソニアの旬は、実は夏。お盆や夏祭りの飾りにいかがでしょうか?通年入手することができますが、店頭でも手に入れやすくなるのはこの時期です。1輪挿しにしても存在感がありますし、ブーケやアレンジメントに使用してもかわいらしい、オールマイティなお花です。

日比谷花壇のお葬式がおすすめする7月の花

日比谷花壇のお葬式では、毎月おすすめの切り花、枝もの花材をご用意しております。
お葬式の装花や、献花、出棺前のお別れ花にご利用いただけます。
お葬式に季節のお花を使うと、1年2年と年がめぐったときに、花屋の店頭で、道端で、故人さまやお葬式のことが偲ばれます。

日比谷花壇のお葬式 7月のおすすめの切り花
ヒマワリ・ユリ・クルクマ

夏らしいお花をおすすめしています。
どのお花もこの時期には店頭で手に入りやすく、お葬式のあとも仏壇や食卓に飾って故人さまを偲ぶのにおすすめです。
特にヒマワリは、夏といえば思い浮かべる方も多く、参列者の方にも葬儀後故人さまのことをイメージしていただきやすいお花です。
なによりその時期に旬のお花は、ほかのどの時期よりもお花全体が元気で、悲しい気持ちを癒すお手伝いをしてくれます。

日比谷花壇のお葬式 7月のおすすめの枝もの
ドウダンツツジ・キイチゴ

ドウダンツツジは店頭でも大変人気の枝ものです。
日比谷花壇のお葬式では4月から10月の枝ものアレンジはドウダンツツジでご案内しております。
暑くてさらに沈んでしまいそうな心に、さわやかな風を吹き込んでくれるような枝です。

キイチゴは「ベビーハンズ」という名前で店頭ではグリーンとして出回っているのをご覧になったことがあるかもしれません。夏になると葉が大きく成長し、枝ものとしても楽しめる植物です。
ベビーハンズという名前の通り手のような形の葉が印象的で、緑色が鮮やかな枝ものです。

7月の花にまつわる日

7月14日 ひまわりの日

この「ひまわり」は植物ではなく、気象衛星ひまわりのことです。
1977年に、日本初の静止気象衛星であるひまわり1号が打ち上げられたことに由来します。
気象衛星ひまわりの由来は、植物のヒマワリだそうです。天気に関係する衛星ということで、太陽を想起させる植物としてヒマワリが採用されました。

7月7日 七夕

中国由来の五節句のひとつ「七夕(しちせき)の節句」通称「たなばた」です。
一年に一度、天の川をこえて織姫と彦星が会える日として日本でもなじみ深い日です。笹の葉に願い事を書いた短冊を吊るします。笹の葉は花屋の店頭でも手に入れることができます。お花屋さんで、お願い事を書いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

実は7月7日は「かすみそうの日」でもあるそうです。
小さなお花が集まった様子が天の川を想起させることが由来です。天の川をイメージした青く染めたカスミソウを店頭に大きく飾り、販売するのもこの時期です。

7月のお供えにおすすめの花

毎日のお供えに、月命日だけのお供えになってしまったけれど、節目の法事に飾る花を…
様々な理由で、お悔やみの花を用意することがあると思います。
お悔やみのお花に厳しいルールはありません。
基本的なルールとともに、7月のお供えにおすすめのお花を紹介します。

お供え・お悔やみのお花の基本的なルール

・色
亡くなってから四十九日までは白のみ
四十九日を過ぎてから一周忌まで白とグリーン
一周忌が過ぎてからは淡い色を差し色にいれる

・気を付けること
仏教では殺生を連想するものを避けます。具体的にはバラのようなトゲのある植物や、ヒガンバナのような毒のある植物を避けます。
また、ご自宅にペットがいるご家庭に花を贈る場合も注意が必要です。
ユリや球根類はペットにとって猛毒で、生けられているお水を口にするだけでも死に至る場合があります。毒のない植物を選んで贈るとよいでしょう。

色や種類の慣習は、気にしすぎる必要はありません。

おすすめの花① モカラ

南国出身の暑さに強いお花です。ランの仲間で、様々な色が流通しています。どれも夏らしく、元気をもらえそうな色です。花弁は肉厚で、茎も太くしっかりとしているのが特長です。茎を斜めに切り、少なめのお水に生けてあげると長持ちします。旬を迎えると比較的安価で手に入るので、たくさん束ねて生けると夏らしい雰囲気をよりいっそう楽しめます。

おすすめの花② アンスリウム

アンスリウムも南国出身の暑さに強いお花です。店頭では値段が少し高く感じるかもしれませんが、暑い夏でも長持ちするのでおすすめです。とはいえ生きものですから、バクテリアが繁殖しないように、こまめな水換えを心がけてください。
花のように見える部分は、花びらではなく「仏炎苞(ブツエンホウ)」という葉の仲間です。

日比谷花壇のお葬式のコラムでは、花とお悔やみにまつわる記事を多数ご用意しております。
お供えの花、お悔やみの花を選ぶ際の参考にしてみてください。

亡くなった人をお花で供養するのはどんなとき?|日比谷花壇のお葬式>>
仏花・お供えの花の飾り方|日比谷花壇のお葬式>>
ペットが亡くなった時に供える花|日比谷花壇のお葬式>>
カテゴリ|葬式の花の知識|日比谷花壇のお葬式>>

(日比谷花壇のお葬式サイトへ移動します)

7月の誕生花

一年の全ての日には「誕生花」があります。色々な説があり、ご紹介するもの以外にも誕生花として設定されているものもあります。
由来の多くはギリシャ・ローマ神話で、その神話に関係ある花とその日付を結びつけて贈り物の花を選んだ文化が「誕生花」として残っているようです。
ここではいくつかご紹介いたします。

7月16日 ツユクサ

道端でよく見かける、青色のかわいらしい花です。
青い色素は水溶性で、水につけると溶け出す性質を生かして染物の下絵を描くのに使用されていたそうです。
花言葉には「尊敬」などがあります。

7月28日 グロリオサ

ラテン語で「見事な」「光栄」などを意味する言葉がそのまま名前についた花で、花言葉も「光栄」です。燃えるような赤や、はじけるような黄色が印象的な花で、お祝いのスタンド花などでよく見かけます。日比谷花壇のお葬式では、グロリオサが印象的なオリジナル花祭壇をいくつかご紹介しております。

花祭壇「はなび」を見る|日比谷花壇のお葬式>>
花祭壇「ひだまり」を見る|日比谷花壇のお葬式>>
(日比谷花壇のお葬式サイトに移動します)

参考:365日の誕生花・花言葉・由来について|ヒビヤカダンドットコム
(日比谷花壇が運営する通販サイトに移動します)

お花が長持ちするお手入れのコツ

こまめに水を換える

茎の切り口からバクテリアが発生します。暑い夏は、花瓶の中でバクテリアが繁殖しやすく、花が枯れる原因になります。夏は1日に一回水を換えることで、バクテリアの繁殖を防ぎ、花が長持ちします。
店頭で切り花を購入するともらえるお花の長持ち剤も適切な量を守って併用することで、バクテリアの繁殖を防ぐことができます。

花瓶は洗剤等で洗う

花瓶の内側を触ってぬめりを感じたら、食器用洗剤とスポンジで洗います。
(花瓶の素材にあったものをお使いください)
せっかく水を換えても、花瓶の内側に汚れが残っていると、花が早く枯れる原因になります。

水に浸かる部分の葉は落とす

夏に限ったことではありませんが、水に浸かる部分にある葉は切り落とします。
葉から腐って、茎全体の腐敗がはやく進行してしまいます。また、葉を落とすことで花に十分に栄養がいきわたるので、元気に長持ちします。

風通しのよい涼しいところに飾る

私たち人間が心地よいと感じる環境は、植物にとっても心地のよい環境です。
・風通しが良い
・直射日光が当たらない
・エアコンの風が直接あたらない
・気温の変化が少ない
部屋の中でもこのような条件がそろっている場所に置くことで長持ちします。

夏は水が温まってしまうことも気になるかもしれませんが、冷たすぎる水も植物にはあまりよくありません。

暑い日々でも工夫次第で花は長持ち!

暑くなると花を買うことを控える、という方も多いかと思いますが、夏も工夫次第でご自宅にお花を飾ることを楽しめます。暑い土地からやってきた花は比較的暑さに強く長持ちしますし、水をこまめに換えることで雑菌やバクテリアの繁殖を防ぎ、花が長持ちします。また、どんなお花もエアコンの風が直接当たらない場所に置くようにしましょう。
暑すぎて気分も上がらない夏は、元気なお花に力をもらって乗り切れそうです。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
オハナクラブ編集部
オハナクラブ編集部(オハナクラブヘンシュウブ)
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