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そのあと「お斎」という僧侶や参列者に食事を振る舞う会食がもてなされます。 場所は自宅であったり、寺の一室やレストランなど別に場所を取って振る舞うこともあります。
昔は午前中に食べることや精進料理を振る舞うといった決まりがありましたが、今では故人の思い出を語り合いながら故人を送り出すという考えが主になっており、日中に執り行えば問題はありません。 また葬儀場を借りて仕出し弁当を別室で振る舞うといった簡素な形式で行う場合もあります。
法要のあとの会食は絶対しなくてはならないものではありませんが、節目の儀式として執り行う場合には僧侶や参列者に対し失礼のないようスムーズに進行を考え用意することが大切です。
宴会ではありませんので、大人も子供も同じ席で食事をすることになります。 また人数によっては貸し切りなどの対応をしてもらう必要があるので、会場を選ぶ際には遅くとも法要の2週間前までには場所を決め、予約をいれておきます。
会食の場所については、事前に参列者に連絡をし欠席する参列者がいないか把握しておくのを忘れないようにします。
会食にかかる時間は2時間程度が目安となりますので、それを踏まえた上で会食会場の場所取りの打ち合わせや移動手段、必要な場合は駐車場の確保もしておきます。
また故人の好きなものをメニューに入れたり、仕出し弁当を頼むこともあります。
レストランでの会食や仕出し弁当、どちらの場合であっても、予約の時点で法要のあとの会食であることを事前に知らせ、慶事の食事が含まれないことを伝えておきます。 また仕出し弁当の場合は容器が赤や白といったものが使われないよう、お願いしておきます。
また会場では席次にも注意が必要です。 僧侶に上座に座って頂き、施主がその隣に座ります。 そして僧侶に近いところから参列者が座り、親族は末席に座ることになります。 親族の席は故人から縁が遠い順に座り、故人の家族などもっとも近い人が末席です。
食事は食べ過ぎないことが基本となりますので、量についても打ち合わせをしておき、施主が先導して会場に案内するようにします。
また僧侶にはお布施に加え、お車料をお渡しするのでこちらも事前に用意しておきましょう。 会食を遠慮されることもありますので、その際には御膳料を別にお渡しすることになります。
お布施はお盆に載せてお渡ししますので、それも含め当日になって慌てることのないよう準備しておくことが必要です。
また法要と会食を行う場合、遠方の参列者などもいますので、事前の連絡はなるべく早めに行っておきましょう。 また当日になって会食の参加者の変更がある場合もあるので、すぐ対応できるようにしておくことも大切です。
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